FC2ブログ
 今回も、最近感銘を受けた三冊の本を紹介したいと思う。

 まず、こちらから。


『受けてみたフィンランドの教育』実川 真由著 文藝春秋 
41Wr74m16gL__BO2,204,203,200_PIsitb-sticker-arrow-click,TopRight,35,-76_AA300_SH20_OU09_


 高校2年生の一年間を、フィンランドの高校で過ごした
実川真由さんの留学体験ルポ。
 最近、フィンランドの教育についての本を数冊ほど読み漁っているが、
中でも面白かったのがこちら。

 日本では、私立の名門中高一貫校に通っていた優等生の真由さん。
 明るく朗らかで、何事にも挑戦する前向きな性格の彼女が、
フィンランドで高校生活をすごし、ホームステイを体験し、
フィンランドと日本の教育について、高校生にしか書けない視点で
素直な言葉で比較&分析している所が、とてもよかった。


 OECDの学力調査で、全ての科目で1位を誇る
フィンランドの子供達。
 そのフィンランドの教育が、どうなっているのかというと…

○小学校から大学まで、授業料が無料

○試験は全て記述式(単語穴埋めテストなどあり得ない)

○塾や予備校、受験戦争は、ない。

○留年は恥ではない。分かったふりをして進級する方が恥。



・・・といった事柄は、もう他の本でも読んだ。

 彼女の文章の中で、私が一番「キラリと光っている」

と思った個所を、ここで紹介する。


 日本の学校教育は、「教」より「育」の比率が
圧倒的に高いように思える。

 日本の学校では、学問を教えることがすべてではない。
(中略)成績が優秀で、勉強を教えるのが好きだから
先生になったとしても、日本のように生徒の生活指導まで
全て押しつけられたら、嫌になってしまう人もいるだろう。

 日本では、勉強を教えることに関しては満足がいっていても、
それ以外の面で半人前だと、生徒も親も「先生」としての
評価を半人前とみなす。
 ところが、教えることに徹する「先生」になれば、
生徒は自然と「先生」に尊敬の目を向けるようになる。

              (本文265~266ページ)




 ・・・すごい。教育評論家ではない学生さんの彼女に、
これほど的を得た鋭い分析ができるなんて。

 これは、6年間、高校教師を勤めた私が毎日感じていたことと
全く同じだったのである。


 当時私は22歳で教壇に立った。
 
 背も小柄で、童顔の私は(笑)、生徒の中に紛れてしまうと、
外見では教師か生徒なのか、区別もつかない。

 世間的に見れば、職員室の中では最年少で、社会人としての経験も浅く、
「一人前の教師」として扱ってもらえなかったとしても、
仕方がないのではないか・・・と思っていた。

 ところが、実際にはそうではなかった。

 「生活指導や部活の指導は出来ないけれど、
英語の授業だけは、誰にも負けない」


という気合で、工夫を凝らし、自分の全精力を懸けて
授業をしていたら、自分とそんなに歳の変わらないはずの生徒達から
尊敬してもらえるようになったのである。

 良い教師のバロメーターは、年齢や経験年数ではない、
ということを学ぶ、絶好の機会になった。

 日本の公立学校の先生の仕事は、とても多い。
 全ての仕事のうち、「勉強を教える仕事」は30%くらい
ではないか?というのが、私の予測だが、そこまで外れていないと思う。

 教師のほとんどは、部活指導や生活指導などといった、
「教える」以外の仕事に追われているのが、日本の学校の現状だろう。
 今の若い人の中に「先生になりたい」という夢を持つ人は
少ないのではないだろうか。。。
 「先生」の勤務形態の改善を願う。。。



 さて、次に紹介するのは、世界中の大ベストセラーである
こちら。(遅ればせながら、初めて読みました。。。)

 『人を動かす』カーネギー著 山口博訳 創元社 

41r8hdo98sL__SL500_AA300_.jpg



 ・・・ハッキリ言うと、ものすごい衝撃を受けました。

 以前、松下幸之助さんの『指導者の条件』を読んだ時、

「偉い人が、人生哲学について述べている本。」

「良いこと言ってるけど、例え話が古い。高尚すぎ。私には難しい」

という印象しか持たなかったのですが・・・。

 カーネギーさんのこの本は、素晴らしい。

 これ、人生でベスト5に入るくらい、必要な本じゃないかしら。

 実はまだ半分くらいしか読み終わってないのですが(笑)

あまりにも良い本で、ずしんと心に残る感動が醒めないので

感想文を書き始めています(笑)



 人をズバズバ批判して責めたり、公衆の面前で相手の過ちを正すことが、

優秀な人間の証拠だという、勘違いをしている人。

よく見かける気がします。

 そんなやり方に、疑問を持っている方々にも、是非この本を読んでほしい!!

 かく言う私も、イソップの「北風と太陽」に出てくる

北風のように、力づくで相手の考えを変えようと努力しがちです。

 しかし、本来の理想的なコミュニケーションとは、

相手を受け入れ、相手に共感し、友好関係を築いてから、

お互いの違いを認めていくべきなんですよね。

 「太陽のように、優しさと包容力で相手を動かしていく」

・・・そんな、この本に書かれている生き方を実践しなければ、

と肝に銘じました。





 そして、最後に紹介する一冊は、こちら。

 『世界を知る力』 寺島実郎著  PHP新書 

41DO31rBjBL__BO2,204,203,200_PIsitb-sticker-arrow-click,TopRight,35,-76_AA300_SH20_OU09_


 カーネギー氏も述べている“agree to disagree”の精神が

こちらの著書でも述べられている。

 「ロシアに初の日本語学校が設立されたのは、1705年だった」

という衝撃的な事実から始まり、大中華圏やユニオンジャックの矢

(元イギリス植民地のネットワーク)、ユダヤ民族のネットワーク

などを紹介。

 「アメリカというフィルターを通してしか、

世界を見ることができない視点に、疑問を持て」

・・・著者は、読者にそう投げかけているのだ。

 「外国へ行き、孤独や屈辱を味わうことは、

国際社会を生き抜くうえでとても大切」

「情報に流されず、自分なりの世界像を構築するには、

古本屋通いとフィールドワークを薦める」

という、著者の実体験に基づいた具体的なアドバイスも良かった。


 インターネットや交通手段が発達し、狭くなったはずの世界。

ところが、現代人が本当に「世界を知る力」を持っているか?

というと、答えは「NO」である、と、著者は警笛を鳴らす。


 私もそれは、かねてから疑問に思っている。

 「国際化」という言葉が頻繁に使われ、海外旅行に行く人が増えたが、

「日本社会って、全然国際化してないじゃない?」

と思うことが多い。

 また、ただ語学ができたり、海外生活が長かったりするだけでは、

真の国際人とは言えない
、と、最近になって、強く思う。

 いろんな意味で、目を開かせてくれる刺激的な一冊だった。


 古本屋通いとフィールドワーク。

私も意識して、始めてみようかな。。。


スポンサーサイト



2010.09.30 Thu l ノンフィクション l COM(0) l top ▲
41OdJoojiYL__SL500_AA300_.jpg

"Little Bee" Chris Cleave


 Couldn't stop reading in the last 100 pages.
 

 The story has 2 story-tellers - who has totally different backgrounds
except for the fact that they are both women, and have brave heart.


 One is a teenager girl called "Little Bee" (which is not her real name),
a refugee girl from Nigeria.
 Narrowly escaping from the savage invaders from petrol company,
(all of her family and village people were killed by them)
she learns "Queen's English" at the refugee's detention center
to protect herself to survive in UK.

 The way she talks is so sweet and lovely, full of wits,
but her destiny is too tragical and her traumatic past
is haunting her all the time.


 Another heroine is a 32-year-old woman called Sarah,
a fashion magazine editor, who's married and got an adorable son.
On the trip to Nigeria, her husband and she met Little Bee on the beach,
which changed the couple's life totally.
She sacrificed her middle finger to save Little Bee's life.



 There's supposed to be a tremendous ditch between the two women's world.
 Little Bee is from a small village in a "developing" nation,
and Sarah is from a "rich" country.
(...I know, the vocabularies sound really rude and snobbish,
but I didn't know what else to pick out. Sorry.)

 Their backgrounds, their way of thinking, their customs and culture...
All the things are different. They belong to the different world.

 Nevertheless, there's a strong ties between the two women.
That's why Sarah's son Charlie calls Little Bee "one of our family".
 How can it be possible?


 One reason is because Sarah hurt herself to save Little Bee's life.
 I've once heard somewhere that only human beings(out of all the animals)
can sacrifice themselves to rescue others.
 Even though Sarah meets Little Bee on the beach just by chance
and she has no conncection to her life,
Sarah just couldn't run away.



 Also, Little Bee's always kept Sarah in mind and wishes
to be any of her help to pay back what she has done to herself.
 Both women try to have relationship with the outside world.
That's what I really like about them.



 Mother Teresa once said, "Indifference is the saddest thing."
I thought the same thing too.
 When Lawrence(Sarah is having affair with him) tries to
give a threat to Little Bee,
she talks back at her and explodes her anger.

 And then, Lawrence looked surprised.
He says, "I've been thinking what is best for me and Sarah,
but never thought about what you'd do."

 ...There. That's the point.
Maybe, people in the developed world think that
African people have no emotion.
 They've never thought of being attacked back by them,
or being accused by them,
because they overtrust their superiority.

 The selfish arrogance(of Lawrence) made me mad,
at the same time, I couldn't stop wondering
our convenient life is going on smoothly thanks to those resources
we've got(=we took away by force) from those countries.



 In order to make the "ditch" smaller, what we can do
is to talk, using words.
 English has a significant role in the story.
 Little Bee learns to talk in Queen's English,
while Sarah's always busy correcting Charlie's
wrong grammar.(that's cute.)
 Eventually, Little Bee was repatriated by UK government,
but Sarah tries to write a book and tell the world the truth.
 Words can have power to change the world.



 Sometimes I think English might be a world herritage,
because it enables us to talk to each other,
people from every parts of the world can share opinions together.
 When you can talk correctly, you can protect yourself.
 When you can exchange ideas, you can try to understand
somebody from the backside of the earth.
 The road is long and tough but we have to continue to "talk"
and keep on telling the world what's happening in the world
and tell the truth.


 At the same time, I also have to keep in mind
that English is not everything.  
Under the name of "Little Bee", her real Nigerian name
is hidden and she tries to kille her identity
to assimilate herself to UK.
 Words can save people but words can kill people too.  
 When everybody speaks English and forget their own language,
enriched minority cultures die and people will be deprived
of their pride and dignity.
 
 ...The story gives us a lot of themes to consider.




 It's really amazing that it was written by a male author,
because he knows how women feel under this circumstances.
 In this story, men characters are weak and selfish,
and women are strong, flexible and wise.
(I really like Little Bee's sister Nkiruka too!!
It was so heartbreaking how she is killed...)


2010.09.17 Fri l 小説 l COM(0) l top ▲
5149MA0EG8L__BO2,204,203,200_PIsitb-sticker-arrow-click,TopRight,35,-76_AA300_SH20_OU09_

『世界の半分が飢えるのはなぜ?』
 ジャン・ジグレール著  たかおまゆみ訳  勝俣誠 監訳




 国連人権委員会の「食糧に対する権利」特別報告者を務めた、
スイス人のジグレール教授が、幼い息子の疑問に答える形で、
世界の貧困問題を解説している。


 テレビのニュースなどで、発展途上国の飢餓に苦しむ
子供たちの映像を見るたびに、
「たいへんだな、大丈夫だろうか・・・?」
と、心を痛めながら、チョコレートをボーっと食べている、
薄情な自分がいる。


 かつて、
 「病気は飢餓は、爆発的に増えつつある地球人口を
自然淘汰していくために、必要だ」
と言ったイギリス人の牧師がいた。

「牧師さんが、何て酷いことを言うんだろう!!」
と思ったが、私にも、彼(マルサス)と大して変わらない
「無関心な現代人」の部分があるのではないかと思い、
問題意識を新たにした。



 ①先進国が食糧や資金面で援助しても、
  発展途上国内で汚職がはびこっていて
  全部トップの偉い人に持ってかれる(北朝鮮など)

 ②武器を売りつけるために、発展途上国の内部に
  わざと内乱を起こす、どうしようもなく悪どい先進国の人がいる

 ③良い革命家が発展途上国を改革しようとすると、
  元植民地の宗主国が都合良く搾取が出来なくなるため、
  革命家を暗殺してしまう


↑↑↑
・・・などといった、飢餓のメカニズムを、具体例を挙げて
小学生にも分かるように易しく解説している点で画期的な本だが、
「学校教育に、なぜ“飢餓”という教科が設けられないのだろうか?」という一言に、何よりもガツンとやられた。
 教育が進んでいる日本の学校で、飢餓問題はほとんど生徒達に教えられない。
それは、私達が無意識のうちに、飢餓問題から目をそらしている証拠だ。

 起こっている事実を知ることは大切だが、
単に知識を把握して、評論家のように
「どうしようもない世の中ですね・・・」と、ため息をついているだけでは、
上に書いてある「悪どい人達」と同じになってしまう。


 何か、アクションを起こしたい。
 自分に何ができるだろうか・・・?
 答えを考え、祈り続ける日々は続く。
2010.09.10 Fri l ノンフィクション l COM(0) l top ▲
 今日は、この一週間で私が完読した3冊の本を紹介します。

 3冊ともジャンルは全然違いますが、素晴らしい本ばかり。大収穫でした♪

 みなさんにも自信を持ってお勧めします!!



 まずは、谷崎光さんの「感動中国!」から。

51xyCgMcprL__BO2,204,203,200_PIsitb-sticker-arrow-click,TopRight,35,-76_AA300_SH20_OU09_

 中国貿易商社勤務&北京大学留学経験を持ち、現在も北京在住の作家、

谷崎光さんの、中国旅行記。

 中国の光と闇、両方の部分を見つめる目がリベラルで鋭く、

日本になかなか紹介されていない少数民族の文化や祭典、

大都市から遠く離れた農村部の世界遺産なども紹介してくれます。

 ただ、個人的に、本の表紙は、私はあまり好きじゃないです。。。

せっかく良い写真がいっぱいあるのに、どうして全部、合成して

1ページに盛り込もうとするの????

 一番インパクトのある写真を、シンプルに一枚載せればいいのに!!

 ・・・まぁ、それはともかくとして、文章はすごく、いい。

 建物や自然などの風景の微細な描写、歴史への考察、

町の人達との何気ない会話なんかも温かくて。

女性らしい視点が冴えわたっています。

 加えて、独特の毒舌トークが、コミカルで小気味良くて最高♪(笑)

 私と母は、「北京大学てなもんや留学記」を読んで以来、

彼女の大ファンで、谷崎さんのブログもよく拝見してるんですよ♪

 たとえば、彼女の文章はこんな感じ。

 下は、先月8月13日の彼女のブログ記事からの抜粋です。

「谷崎光 中国てなもんや日記」
http://blog.goo.ne.jp/tanizakihikari/e/4208bda62d8b78a1103a0e71c6763216


 (中略)・・・こういうこと書くと、たまに
 「おまえは中国が好きなのか、嫌いなのか」
 みたいな、感情重視の女っぽいこという人がいるんだけど、
 私の思いは(好き嫌いに左右されず)、単に事実を見たい、です。



 わかる~~~~!!その気持ち!!(笑)

 善悪とか好き嫌いとか、物事を「二元論」で捉えようとする考え方が、

私は昔から苦手で。

 だって、国家とか文化とか、構造が複雑なものを分析しようとする場合、

「白か黒かどちらか近い方を選べ」なんて、無理な話ですよ。

 中国を毛嫌いする人もおかしいし、中国を神聖化して理想郷みたいに

言うのも間違ってる。

 眼をそらさず、真実を見ようとする光さんの勇気を応援したいです。




 つづいて2冊目は、五十嵐らんさんの「明日から中国で社長をやってください」 。

 415rGffhWRL__SL500_AA300_.jpg


 私、この本を、高校の「政治・経済」の授業で教科書に

してほしかったです!!!!



 ・・・いえね、もちろん、いろいろと、この本の内容に対する意見は

あると思いますよ?(笑)

 わずか29歳にして、中国雲南省の花卉企業にて社長を務めた

著者の2年間の体験をつづった本なのですが、

「東大の院を卒業したばかりの、インテリのお金持ちのお嬢さん」

が書いてるしなぁ~~・・・と、数か所で感じてしまった(^-^;

カルチャーショックが、イチイチ大げさすぎるような。。。

 中国人の国民性や、中国文化についての考察も、

他の本で読んだことしか書いてなくて、目新しいものがなかった感じです。

 ただ、何が素晴らしいかって!!??

 「中国と日本の、ビジネスに対する考え方の違い」の描写が、

非常に平易な言葉で書かれていて、本当に分かりやすいのです!!!!

 たとえば、五十嵐さんは、

「日本では製造業は売れなくなったら“さらにいいものを作らなければ”

と思う場合が多いだろう。一方、中国では売れなくなったら“違う仕事をしよう”

と思う」
 (本書214ページ)

と述べています。これって、みんなが分かっていそうで、実は今まで誰も、

こんなにハッキリと定義化していなかったんじゃないかな・・・?と思います。

 難しい単語使いまくりの嫌味な文章を書く学者に比べると(笑)

五十嵐さんは、小学生の読者にも分かるような易しい言葉で

ビジネスについて述べていて、本当の意味で頭の良い人なのでしょうね。




 そして最後の一冊。目から鱗が出ること、間違いなし。

 すがすがしい感動を覚えました。


312KzdqGRqL__SL500_AA300_.jpg


 有料ニュースサイト「MyNewsJapan」を立ち上げ、大成功させた

渡邊正裕さんが、ビジネス構築力の身に着け方について述べている、

『やりがいある仕事を市場原理の中で実現する!』

 先ほどの五十嵐さんの本が高校生の経済の授業向きとすれば、

この1冊は、進路に悩む大学生向きとでも言うべきでしょうか。



 日本経済新聞の記者、そしてIBMビジネスコンサルタントという

職業経歴を持つ著者の、具体的な経験談が、非常に興味深い。

 「真実を報道するべきマスメディア」というポジションにいながら、

スポンサーである大企業から広告料をもらうために、時には事実を捻じ曲げたり、

隠したりしなければいけない・・・。

 そんな矛盾を抱えた新聞記者の仕事に限界を感じた渡邊さんは、

「真のジャーナリズム」を求めて自ら起業するのである。




 彼の本が非常に面白いのは、これが単なる「ビジネス成功体験記」に終わらず、

「自分の仕事に対して使命感を持て!!」と読者に訴えかけてくる所。

 「金さえ稼げばOK,勝ち組を狙え」みたいな、よくあるハウツー本ではなく、

本のタイトル通り、彼は「やりがいがあって社会にも貢献できる仕事で、

なおかつ年収も稼ぎなさい」と繰り返し主張する。

 このすごく前向きな考え方は、不透明な現代に光をもたらす、

実は今の若者が一番必要としている指摘なんじゃないかと思う。

 何しろ、

「好きなことを仕事にすれば食べていけない」
「仕事にやりがいを求めるなら、貧乏を我慢しなければならない」

という脅し
が正しいと、誰もが信じ、戦後からずっとまかり通っている世の中だからです。

 アフリカの子供たちを貧困から救うためにNPOで頑張っている人は、

とても立派なことをしているのに、ボランティアでやっている。

そんなの、おかしいじゃないか!!本当はそういう人たちこそ、

高い給料をもらうべきなのに!!・・・と、筆者はそんな怒りも

綴っていて、こういう所が、頭が良い(スーパー切れる!!!)だけではなく、

とても正義感の強い人なんだな、と好感が持てる。

 「この世界で自分たった一人にしか出来ないことを、仕事にする。

そこに、人々は付加価値を見出し、気持ちよくお金を払ってくれる。

自分が好きな仕事を一生懸命すれば、自分もやりがいがあって楽しいし、

お給料もたくさん入って来る。金の亡者になっては、ダメ。」


・・・というのは、学校教育において、いちばん生徒達に

教えなければいけない項目だと思うのですが、現在の日本の教育では、

知識の詰め込みと一流大学の入試の点の取り方しか教えないため、

この本に書かれているような「志」を持つ若者が育たないのではないか・・・

という気がします。



 新聞、本、インターネット、雑誌・・・情報があふれている時代です。

 大量の情報に溺れ、混乱したりパニックになったりするのではなく、

主体的に情報を選び取って、真実をつかみとっていきたい・・・。

 今回読んだ3冊の本は、真実を探求することの大切さを私に教えてくれました☆

 秋の夜長、これからも自分を磨く良い本に出会えることを期待します。







2010.09.04 Sat l 未分類 l COM(0) l top ▲